異業種から最速での成約へ。若き営業マンのM&A業界への挑戦

静岡支店
R・S
2022年入社 
明治大学情報コミュニケーション学部卒。
前職では大手部品商社で購買コンサルティングを経験。
不可能だと思っていたM&A業界への挑戦
「クライアントとのエピソードを聞くと、緊張感が違う。経営の知見、組織の構造を理解した上でのハイレベルな交渉や段取り、財務面での洞察力、すべてが想像を超えるレベル。この会社なら他のM&A仲介会社と違って分業ではなく一気通貫でプロジェクトを担当できることもあり、ビジネスマンに必要な素養のすべてが鍛えられると思いました」

学生時代から「経営者になる」という目標を持ち、前職在籍時にM&A業界に興味を抱いたR・S。
異業種からの転職は不可能だと思っていたところ、学生時代からの学生時代からの友人であるT・Sからの誘いでユナイテッド・フロント・パートナーズの代表・山田と出会った。
スキルアップして、より大きな仕事がしたい。そして、いつかは自身が経営者になりたい。そのために、「これが一番の近道だ」と感じられた。

ブランドを脱ぎ捨て、自分自身で勝負する世界

新卒では世界的な大企業である大手部品商社に入社した。
「商社では、会社の機能として必須である人事・財務・法務・経理、営業、開発……各業務プロセスに一気通貫して携わるため、経営者に近い視座を醸成できると考えました」
大手であれば、多様なノウハウも蓄積されている。早くかつ効率的に成長できる環境であると考えたことも、商社を選択した理由のひとつだと話す。R・Sはそこで、主に提案型営業を行っていた。
「上場企業を相手に、購買コンサルティングをしていました。生産現場の声を聴き、プロセスコストの削減を目指していく業務です」
大企業の中で、顧客の生産技術部や購買部などの責任者と共に進めていく仕事は、非常にやりがいがあったと言う。 さらに、1~2年に一度行われる商品の拡販プロジェクトでは、3年連続で営業成績一位を獲得。家庭の事情で地元へのUターンを決めた際には、会社がR・Sのために地元でも活躍できるポジションを用意するほどだった。
しかし異動後、コロナの影響で部門が停滞気味に。危機感を持ったときに思い出したのが、以前から漠然と思い描いていた夢だった。
「学生時代の活動で経営者と接する機会が多く、自分もこんな生き方をしたいという思いがありました」
そうしてユナイテッド・フロント・パートナーズに入社し、M&Aコンサルタントとしての道を歩み始めたR・S。しかしそこは、徹底的に“自分自身”で戦わなくてはならない世界でもあった。
「前職では会社のブランドに守られていたのだということを実感しました。当社は名もなき仲介会社ですので、お客様に自分を知ってもらうところからがスタート。求められる対人能力は、非常に高い」
交渉段階での折衝力はもちろん、フレキシブルに対応する柔軟さやスピード感、時にはわからないことを素直に申し出る謙虚さが効果的に働くこともある。
R・Sは、「ここで成果を出すことができれば、どこに行っても通用するビジネスマンになれる。地元にもこんな環境があったのだと感動しました」と晴れやかに語った。

焦りをプレッシャーに、経験のなさを行動効率に変える

設立から5年、役員含む平均年齢30歳。社内の風土はベンチャー企業らしく活気に溢れている。
「大手のように仕組み化されていないところは、入社前から覚悟していましたし、プラスに捉えています。現場の裁量が大きく、意思決定がスピーディーなので、何かあってもリカバリーが早い」
メンバーの仕事ぶりからも、学ぶことが多いと言う。
「時間軸を考えて、無駄を省き確実にポイントを押さえている。立ち回りやクライアントとの話し方含め、一挙手一投足が勉強になる」
プライベートでは友人でもあるT・Sや、年下の先輩社員からもとことん吸収する意識で、強みを盗んでいる。そんな素直さも、R・Sが最速で案件を成約させた秘訣かもしれない。
「入社してすぐにこの世界で結果を出したいと、常に考えていました。未経験者なので作業や理解に時間がかかることを前提に、先回りして段取りを組んだり、マネージャーに細かく確認を取ったりしました。8月入社で12月の当社期末まで期間が短かったことも、良い意味でプレッシャーになり行動効率や意識が上がったと思います」
ゴールを設定し、着実に仕事を回していく推進力。クライアントの要望やマネージャーの指示を適格に捉え、業務にアウトプットしていく対応力。異業種とはいえ、それらは確実に前職で磨かれたスキルであろう。
初めて成約に導いた案件では、クライアントからの感謝も大きな励みになった。
「今回の案件は、業界大手の仲介会社とのコンペでした。譲渡企業のオーナー様は、そちらの業者と先に話を進めていましたが、希望する譲受候補先様に出会えていませんでした。僕らはスピードを最大限に重視して、短期間で5社との事業者面談を設定。どの候補先様も大企業であったり、事業内容にシナジーがあったりと魅力的な会社様です。今までのビジネスでは経験したことがないような緊張感のある面談でした」
譲渡企業のオーナー様は、「こんなに紹介してくれたのは君たちだけだ。本当に本当にありがとう」と、喜びを示してくれた。
最終的に、その中の1社への株式譲渡が成立。自身の仕事と、ユナイテッド・フロント・パートナーズだから叶えられたスピーディーな対応が、オーナーと企業の未来を救った瞬間だった。

自身のストロングポイントを活かし、フレキシブルに動く

大きな成果を出したR・Sだが、現状に甘えず、日々自己研鑽に励んでいる。
「OJTや書籍の推薦、動画での研修など、教育環境は思った以上に充実していました。知識の習得だけでなく実績を積み、できるだけ早く単独でエグゼキューションまでこなせるようになりたい」
前職ではマネジメントも経験したため、早く一人前になって、育成側として強いチーム作りに貢献することも目標だ。
では、今後仲間になってほしい人材とは。
異業種というだけで諦めかけていたR・Sだが、前職の業界はまったく関係ないと話す。
「高い対人能力は必要だと思います。あとは、過去に明確な成果を出し、成功体験を得ている人。そういう人は、自分のストロングポイントを理解してポジショニングができるので、フレキシブルに対応していけるのではないでしょうか」
意欲的な仲間たちと高め合い、クライアントの希望を丁寧かつスピーディーに叶えていく。そんな日々を送るR・Sは、今後この世界で、ますます大きな感動を得られるであろう。