地域の持続的成長に向けてM&Aでつなぐ企業と未来

静岡支店
Y・W
2023年入社 

経済学部卒。新卒で静岡県の第一地銀にて経験を積む。
当社入社1年半後に「最優秀賞アソシエイト賞」を受賞。
入社理由
銀行にいた頃、組織の信用で仕事が成り立っていた場面が多かった。 でも、それは自分自身の力ではない。組織の後ろ盾がなければ通用しない自分に、どこか違和感を抱いていた。会社のネームや組織の力で戦うのではなくて、自分の力をつけて、どこに行っても通用する個人でありたい。あえてベンチャー企業を選んだのは、実力で評価される場所で勝負したかったから。 守られるのではなく、信頼を自分の力で勝ち取る。そういう人間でいたい。

「地元のために、自分にしかできない価値を残したい」-銀行員からUFPへの転職、その決断の裏側

静岡で生まれ育った私にとって、地元に貢献したいという思いは、常に心の中にありました。だからこそ、就職を機に静岡に戻り、地域経済の一端を担う銀行に入社いたしました。地元企業を支える仕事にやりがいを感じながら、日々の業務に取り組んでまいりました。 しかし、時間が経つにつれて、ある不安が頭をよぎるようになりました。このままでは、どこまで行ってもゼネラリストのままなのではないかと。5年後、10年後に「自分にはこれができる」と胸を張って言える専門性を持てていないかもしれないという危機感が、次の一歩を踏み出すきっかけとなりました。 人生は一度きりです。だからこそ、自分の手で価値を生み出したいという思いが強くなっていきました。特に、生まれ育った地元・静岡に、働くことを通じて何かしらの形で貢献したい、恩返しがしたいという気持ちは、ずっと変わらずに持ち続けてきました。そんな中で、「社会的に意義があり、インパクトのある仕事がしたい」という想いが、ユナイテッド・フロント・パートナーズへの転職を後押ししてくれたのです。

「止まりかけた交渉を、もう一度動かす」

初めて成約に至った案件では、交渉が途中で中断しかける場面もありました。条件の見直しにより、譲渡企業のオーナー様から「やはり今回は見送らせてほしい」とのお申し出があり、譲受企業様も不安を募らせていらっしゃいました。その後、約1か月近く動きが止まり、交渉は難航。 それでも、譲渡企業オーナー様のご年齢や事業の将来性を踏まえ、譲渡のタイミングとして今が最適であるという根拠を示し、ご理解を得られるよう努めました。譲渡後の処遇などについても交渉を重ね、わずかではありますが条件を改善することができ、最終的には「ここまで尽力してもらったし、自分も覚悟を決めようと思う」とオーナー様がご決意を示してくださったことが、大きな転機となりました。 何度も足を運び、直接対話を重ねることができたのは、地方に拠点を持つ当社の強みであり、今回の成約につながった大きな要素の一つであると感じております。最終的に合意に至ったときの安堵感と達成感は、今でも強く印象に残っています。

未来をつなぐ架け橋として

「社会的に意義があって、インパクトのある仕事がしたい」という想いは、入社時から抱いており、今でも自分の中で大切な軸になっています。まだ“新聞に載るような”大きなインパクトには至っていないかもしれませんが、確かな手応えは感じています。 例えば、後継者不在により存続が危ぶまれていた企業が、M&Aを通じて新たなオーナー様に引き継がれ、事業が継続されていく。その過程に関わることで、従業員や取引先、地域社会にとって価値ある未来をつくる一端を担えたという実感があります。実際に、譲渡後も旧オーナー様と新オーナー様が協力しながら新たな挑戦を始めている姿を見ると、マッチングがなければ生まれなかった事業や取り組みが、売上や利益の向上につながり、企業としての発展にも貢献できたと感じています。 今後も、一つひとつの案件に真摯に向き合いながら、地元の企業や人々の未来に貢献できるよう、より大きな成果とインパクトを生み出す挑戦を続けてまいります。自分だからこそ提供できる価値を、地元にしっかりと残していきたいと考えています。